【建築CAD検定2級 立面図④】窓、建具、その他(デッキ、床下換気口、階段、文字)

建築CAD検定2級

はじめに

立面図の作図手順について紹介します。
このページで南立面図が完成します。
建築CAD検定2級平面詳細図作図手順 で使用した図面で作図します。

このページの完成図

完成図

窓、建具

西側1階窓

【建築CAD検定2級 立面図③】屋根形状②、バルコニー の続きからです。
建具を作図します。
断面図より、西側1階の窓の高さを表す補助線をひきます。

西側1階窓


1階平面詳細図の南側の窓を使用します。

西側1階窓1

窓の両側の端点から垂直に補助線をひきます。
窓を補助線に沿って垂直に複写します。

西側1階窓2

窓に作図されている水平線をすべて削除します。
窓の内枠を削除します。

西側1階窓3

窓を補助線の上部と下部まで延長します。

西側1階窓4

補助線から順番に複線(オフセット)します。

  • アルミサッシュ幅 25mm
  • 框 60mm
西側1階窓5

西側2階窓

西側1階窓と同様の手順で作図します。

西側2階窓

高さ以外は同じなので、西側1階窓を複写してパラメトリック変形すると早いです。

西側2階窓1
西側2階窓2

中央2階窓

中央2階窓は西側の中央よりの通り芯の位置から530mm(壁厚75mm+455モジュール)の位置から水平方向に2580mmです。

中央2階窓

2階西側の窓を複写します。
パラメトリック変形でサイズを調整します。

中央2階窓1

手摺と重なる部分は削除します。

中央2階窓2
中央2階窓3

中央2階ドア

東側の中央寄りの通り芯の位置から530mmの位置に垂直な補助線をひきます。
補助線から扉幅760mmの補助線を引きます。

中央2階ドア

下図のように作図します。

中央2階ドア1

中央1階窓

西側1階窓と同様の手順で作図します。

中央1階窓
中央1階窓1
中央1階窓2
中央1階窓3
中央1階窓4

東側1階窓

西側1階窓と同様の手順で作図します。

東側1階窓

完成

ここまで作図できていれば下図のようになります。

完成図面

その他

デッキ

デッキを作図します。
基礎450mmの線分を削除します。

デッキ
デッキ1

床下換気口

床下換気口を作図します。
場所と下図は透視図を参考にします。
サイズは問題文より幅400mm、高さ150mm。
内部のハッチング間隔は50mmとしています。

床下換気口

階段

デッキ階段を作図します。
間隔はGL線からデッキ上端までです。
踏面の数は3なので、今回は1段当たりの高さは400mm÷3で133.333 …mmです。

階段
階段1

土台水切り

土台水切りを作図します。
GLから基礎の高さで内側に15mm複線(オフセット)します。

土台水切り

文字

図面名、受験番号・氏名を入力します。
文字高さは4.5mmです。

文字

おわりに

いかがだったでしょうか。
建築CAD検定2級は覚えることが多く、作図スピードも求められます。
公式サイトで販売されている過去問を購入して、繰り返し練習することが合格につながります。
http://www.aacl.gr.jp/

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