【建築CAD検定2級 立面図③】屋根形状②、バルコニー

建築CAD検定2級

はじめに

立面図の作図手順について紹介します。
このページでは屋根形状(飾り屋根)、バルコニーまでです。
建築CAD検定2級平面詳細図作図手順 で使用した図面で作図します。

このページの完成図

飾り屋根

高さと形状

【建築CAD検定2級 立面図②】断面図、屋根形状① の続きからです。

飾り屋根を作図します。
270度複写した屋根伏図の飾り屋根の上部と下部から垂直に補助線をひきます。

西側2階のケラバとの交点の上部と下部から水平に補助線をひきます。
屋根伏図から、西側の飾り屋根の端部と中心部から垂直に補助線をひきます。

水平と垂直の交点をつないで、飾り屋根の上部と下部を作図します。

補助線を削除します。

飾り屋根の仕上げ線、破風板を作図します。
飾り屋根の先端の位置が仕上げ線の端部です。

コーナー処理をします。

破風の戻り

破風の戻りを作図します。
破風の戻りは屋根伏図の飾り屋根の下部から30mm内側です。

破風の戻りから垂直に補助線をひきます。
補助線と仕上げ線の交点が南立面図の破風の位置です。

不要線を削除します。

妻壁

飾り屋根の妻壁を作図します。
妻壁は屋根伏図の2階軒高から75mm外側です。
内側にしないように注意します。

妻壁から垂直に補助線をひきます。
補助線と仕上げ線の交点が南立面図の妻壁の位置です

不要線を削除します。

完成

ここまで作図できていれば下図のようになります。

バルコニー

バルコニーを作図します。

形状と高さ

断面図より、バルコニーを作図します。

南立面図の東側の通り芯の位置に水平方向に複写します。

断面図に455mm間隔の指示があります。
455mm間隔で複写します。

手摺の上部と下部を水平方向に接続します。

不要線を削除します。

完成

ここまで作図できていれば下図のようになります。

飾り屋根とバルコニーはほぼ毎回出題されています。
確実に作図できるようになりましょう。

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